
(i)表面き裂伝播解析によると、フェイスプレートをき裂が貫通するのに約4.8年掛り、実損傷に近い値が得られた(図3.17参照)。
(ii)ウエブの貫通き裂に関し、ウエブが80%切断されると隣接するロンジのフェイス応力は1O%程度上昇するが、その影響は隣接するロンジに限定される。
(iii)隣接ロンジの応力はき裂が発生したロンジの初期の無き裂状態、と同程度となる。
(iV)横隔壁近傍のロンジはトランス間の相対変位による応力が支配的なためlO%程度の増加となる。

図3.15バルクキャリアのき裂伝播解析対象部材

図3.16 VLCCのき裂伝播解析対象部材
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